MU_Ba-ba’s diary

あ~ちゃんへ

鉄腕アトムの呪縛?

日本はロボット開発の分野で先端を走っていた時期がありました。ASIMOの二足歩行は世界を驚かせましたが、その後、時折報道されるのは、”女性そっくり”のアンドロイドとかダンスするかわいいロボットとか、ちょっとマイナーものばかりの印象でした。

エンターテインメントとしては面白いでしょう。『人とは何か?』という哲学的な問いを投げかけるというのも凄いなぁと思います。でも暮らしを支える産業としては成り立っていません。『どうしてそこへ行っちゃうの?』って思ってしまったのはばぁばだけかなぁ。

その間に海外では機能優先でいろいろなものが開発されました。別に”人型”でなくてもやることをやってくれたらそれでいいし、つまり必要なのは機能です。親密な感情や好感度はアップルPCやフィギュアをこよなく愛する人がいるくらいだから、これまた”人間そっくり”でなくてもいいんじゃない?

人間そっくりの愛すべきロボットへの憧憬は『鉄腕アトム』から始まってるのかな、とばぁばは思ってます。不謹慎ながら昭和天皇の御崩御より、少し後の手塚治虫さんの亡くなったニュースの方がショックだったばぁばです。気持ちはわかるけど、手塚先生は生物的な人体の形状ですら不変のものとは捉えておられなかったのでは?

ロボット開発の分野は今、あらゆる生物の形状から学び、より機能性を向上させようと躍起になっているとか。これが”ロボット”とわからないまま、身近に浸透して役に立ってくれるぐらいがちょうどいいような気がします。