MU_Ba-ba’s diary

あ~ちゃんへ

Web利用で変わる?

Webで採用面接を受けた学生さんが「熱が伝わらないような気がする。」と話していました。

なるほど、ネットではどうしても伝わらないものがある。熱、におい、ボディランゲージ、etc.・・・まだ知られてない何かだってあるのかも知れません。その人が持っている雰囲気とか感情の動きとか、”生き物”の部分は伝わりにくいように思います。

で、伝わるものは何かといえば、”論理”かなぁ。

『言い方が悪い。』っていう言葉があるけど、これは内容を吟味する前に情緒的な判断で相手を排除してしまうことを指していると思う。会議などで人がたくさん集まって長時間話していても後で考えてみると何も決まってない、進展していないってこと、結構あるし、結局話の内容なんてあんまり重要でなかったんだろうね。

時間を共有して一体感を持つこと、”言い方”から共感できる人を特定し、連携をとることなどなどが本当の目的なんだと思います。

いちいち面倒な理屈を持ち出されるより、阿吽の呼吸で物事を進められる方がいい。”論理”と言ったって背後に”反感”とか”マウンティング欲求”が透けて見える不毛なものもあるしね。だから人が集まって話し合うことはそれなりに有意義でした。(ちょっと効率的じゃなかったかもしれないけど・・・。)

でも、これからの世界は”論理”というか、”言う事”のウェートが大きくなってくる気がします。

ついつい相手の顔色を見てしまったり、頼まれてもいないのに忖度してしまったり、結論をぼかしてしまったり、処世術にばかり長けてしまったばぁばたちの世代はそういう訓練を受けていません。ネット社会を忌避して世界に後れを取ってしまった原因は案外そういうところにあったんじゃないの?って思っています。

あ~ちゃんたちはAIと付き合っていく世代。小学校でプログラミング”言語”を勉強するんだって!?『そのうち人の感情も分析、数値化されて”論理”に組み込まれる日がくるのかな?」とちょっと怖いような気もしつつ、今より少しでもいい世の中になればいいなと願ってます。