緊急事態宣言解除!・・・でも
コロナウィルスの猛威は山を越えた感じで、ようやくばぁばの町の緊急事態宣言は解除になりました。
やっと普通の生活に戻れるのかなと思いきや、スーパーのレジに並ぶ間隔もマスクや消毒の徹底も前と同じ。ワクチンと薬ができるまではきっとこの状態が続くんだろうと思います。
でも休業中だった商業施設が営業し始め、罪悪感なしに街やお店に行けるのはありがたい。きっとお店や会社の経営者はもっとず~っとず~っとうれしく思われてることでしょう。
ちょっと前まで会社帰りの通い道だった飲み屋街は、開店前から列を作って楽し気に話しているサラリーマンのグループやてきぱきと開店準備をする店員さん、立て看板に書いてあるメニューに見入っている観光客など毎日が活気に満ちていて、『みんな頑張ってるんだ!』って心から思える場所でした。
連休中のTV中継で人気のないその街を見たとき、ばぁばは『これって感染症予防の緊急事態というより人の生活そのものと言うか、この世界そのものの”緊急事態”じゃないの?』となんだか恐ろしい感じがした。
人間って猿の仲間だから、群れで生活する方が向いてる。その延長線上にこの世界があるんじゃないかな。でも、今は人同士接触してはダメ、食事中の会話もダメ、孤立していることが安全って、真逆な生活を強いられてる・・・。
人はこの状況にも順応できるのかなぁ?
実際、やってみればテレワークでできることも結構あるし、会議だってテレビ番組だって、学校の授業でさえネットでできる。今までやらなかったのは環境の問題というより”やりたくなかったから”じゃないかと思います。
ただ、人同士の接触を嫌う傾向は、引きこもりやハラスメント、プライバシーの問題を見ていると年を追うごとにだんだん強まっている気はしてました。
(数年前までは気軽に「飲みに行こう!」と誘えたのが、今は下手をするとパワハラになるとかでプライベートな話などする機会もめったにないらしい。)
コロナウィルスにより、好むと好まざるとによらず、世界中の人間がこの傾向を”是”として受け入れ、今までの生活様式を変えることになるでしょう。
ばぁばは得体のしれない胸騒ぎになんだかちょっと”ぞわぞわ”しています。